meetとseeのニュアンスの違いと使い方を徹底的に学び身につける

英語
meetとseeのニュアンスの違いと使い方を徹底的に学び身につける

今回はmeetとseeの違いを徹底的に学び、理屈の上でも納得して、使い方も身に付けたい。

私のmeetとseeに持つニュアンスの違いの印象

私がmeetから連想するのは、「明日の朝にmeetingする」とか「ballをbatにmeetさせる」といったように、2つ、あるいは複数のものが「出会う」感じの印象がある。

一方、seeから連想するのは、や「Let me see」(ちょっと見せて→ちょっと考えさせて→そうねえ…)や「I see」(見る→見た上で納得→なるほど)など、「見る」ことが基本の印象がある。

つまり、meetは「会う」、seeは「見る」という基本的なニュアンスの違いを私は印象として持っている。

参考書のmeetとseeの違いの説明

私の参考書『読まずにわかるこあら式英語のニュアンス図鑑』の説明によると、

  • meetは初対面の人に会う
  • seeは知り合いに会う

というように、相手の違いに単純化していてわかりやすい。相手が初対面か知ってる人かの違い。

でも、本当にそんなに単純なのか疑いたくなる。

「Nice to meet you」は確かに初対面の人との挨拶でよく見かける。「See you again」も気さくな別れの挨拶に思える。

それでも、本当にそんなに単純なのか疑問は残る。

悩んでいても疑問は溶けないので、いつものようにAIの先生方に訊いてみることにする。

Geminiにmeetとseeの違いと使い方を訊いてみた

「meetとseeの違いと使い方を具体的に分かりやすく教えてください」


「meet」:初めて会う、待ち合わせて会う、会議などで会う

「meet」は、主に以下の状況で使われます。

  1. 初めて会う場合(初対面)
    • ニュアンス: ある人との間に「出会い」が初めて発生する際に使われます。
    • :
      • Nice to meet you. (はじめまして。)
      • I met my husband at university. (私は大学で夫と出会いました。)
      • Have you ever met a famous person? (有名人に会ったことはありますか?)
  2. 待ち合わせをして会う場合
    • ニュアンス: 事前に約束をして、特定の場所や時間に人と会う場合に使われます。
    • :
      • Let’s meet at the station at 10 AM. (午前10時に駅で会いましょう。)
      • I’m going to meet my friends for dinner tonight. (今夜、友達と夕食のために会います。)
      • We met in front of the museum. (私たちは美術館の前で会いました。)
  3. 会議や公式な場で会う場合
    • ニュアンス: 目的を持って集まり、話し合いやビジネスを行う場合に用いられます。
    • :
      • The committee will meet next Tuesday. (委員会は来週火曜日に開催されます。)
      • We need to meet to discuss the project. (そのプロジェクトについて話し合うために会う必要があります。)
  4. 偶然会う場合(偶然の出会い)
    • ニュアンス: 予期せずに人と遭遇する場合にも使われますが、この場合は「run into」や「bump into」の方がより一般的です。
    • :
      • I met an old friend on the street yesterday. (昨日、道で旧友に偶然会いました。)
      • (より自然な表現: I ran into an old friend on the street yesterday.)

「see」:顔を合わせる、視界に入れる、定期的に会う

「see」は、主に以下の状況で使われます。

  1. 視界に入れる、目にする
    • ニュアンス: 文字通り、目で何かや誰かを認識する場合に使われます。
    • :
      • Do you see that bird in the tree? (あの木にとまっている鳥が見えますか?)
      • I saw him walking down the street. (彼が通りを歩いているのを見かけました。)
  2. 顔を合わせる、訪問する
    • ニュアンス: 比較的カジュアルに、誰かと顔を合わせる、または誰かのところを訪れる場合に使われます。「会う」というよりも「会いにいく」というニュアンスが強いこともあります。
    • :
      • I’ll see you tomorrow. (また明日ね/明日会おうね。) – 明日会う予定がある場合。
      • I’m going to see my doctor next week. (来週、医者に診てもらいに行きます。)
      • Did you see your family over the holidays? (休暇中に家族と会いましたか?)
  3. 定期的に会う、付き合いがある
    • ニュアンス: 友人や恋人など、継続的に関係がある人に会う場合に使われます。
    • :
      • I see my best friend every weekend. (週末ごとに親友に会います。)
      • Are you still seeing him? (まだ彼と付き合っているの?) – 交際関係にあるかどうかの確認。
  4. 何かを見に行く、観る
    • ニュアンス: 映画や演劇、コンサートなどを観に行く場合にも使われます。
    • :
      • Let’s go see a movie tonight. (今夜、映画を観に行こう。)
      • I went to see a play last night. (昨夜、演劇を観に行きました。)

まとめと使い分けのポイント

違いのポイントmeetsee
初対面⭕️(「はじめまして」は”Nice to meet you.”)❌(初対面では使わない)
待ち合わせ⭕️(約束して会う)比較的❌(約束して「会いに行く」のニュアンスなら⭕️)
顔を合わせる❌(物理的に会うことに焦点)⭕️(目にする、訪れる)
定期的な交流❌(単発の出会いに焦点)⭕️(友人や恋人と会う)
目的新しい関係の開始、特定の目的のための会合既存の関係の維持、視覚的な認識

具体例で比較:

  • AさんとBさんが初めて会う場合:
    • A: Nice to meet you. (初対面の挨拶)
    • B: Nice to meet you too.
  • 明日友達と遊ぶ約束をしている場合:
    • I’ll meet my friend at the cafe tomorrow. (カフェで待ち合わせをして会う)
    • I’ll see my friend tomorrow. (明日友達に会う予定がある)
  • 医者に診てもらう場合:
    • I need to see a doctor. (医者に診てもらう)
  • 偶然バッタリ会った場合:
    • I met an old teacher on the bus. (バスで昔の先生に偶然会った)
    • I saw an old teacher on the bus. (バスで昔の先生を見かけた)
    • (より自然な表現は “I ran into an old teacher on the bus.”)

このように、「meet」は「出会い」や「待ち合わせ」といった特定の目的や機会に焦点を当て、一方「see」は「視覚的な認識」や「既存の関係での交流」といった、より広い意味で使われることが多いです。

文脈によって使い分けることで、より自然な英語表現になります。


Gemini先生の説明で私が感じたのは、

  • meetには「見る」いうニュアンスはないがseeにはある。
  • meetはフォーマルに会うことでseeはカジュアルに会うこと。
  • seeは初対面では使わない。

で、確かに参考書の通り、meetは初対面、seeは知り合いに使うというのは納得しつつある。しかし、まだ完全に納得したわけではない。

Chat GPT先生にも訊いてみた

「meetとseeの違いと使い方を具体的に分かりやすく教えてください」


「meet」と「see」はどちらも「会う」と訳されることがありますが、意味や使い方には違いがあります。以下で、両者の違いと使い方を具体的に、分かりやすく説明します。


🌟【基本の違い】

単語意味使う場面
meet初めて会う、または予定して会う初対面、または計画して誰かと会うとき
see会う(会って時間を過ごす)すでに知っている人と会う、または会いに行くとき

✅【meet】の使い方

●① 初めて会うとき

  • I met her at a party last year.
    → 去年パーティーで彼女と初めて会いました

●② 予定して会うとき(ビジネスの場面でもよく使う)

  • I’m going to meet my boss at 3 p.m.
    → 午後3時に上司と会う予定です

●③ 誰かと出会う(偶然・運命的)

  • I met my best friend in college.
    → 大学で親友と出会った

✅【see】の使い方

●① 誰かに会いに行く/訪ねる(知っている人)

  • I’m going to see my grandmother this weekend.
    → 今週末、おばあちゃんに会いに行きます

●② 頻繁に会う人について(恋人や友達など)

  • Are you still seeing Tom?
    → まだトムと付き合ってる(会ってる)の?

●③ 医者など専門家に会う

  • I need to see a doctor.
    → 医者に診てもらう必要があります

🎯【使い分けのポイント】

  • 「初めて会った」→ ✅ meet
  • 「会う予定」→ ✅ meet
  • 「何度も会ってる人に会う」→ ✅ see
  • 「医者・恋人・家族に会う」→ ✅ see

🔁 比較例

日本語正しい英語表現解説
先週、彼に初めて会いました。I met him for the first time last week.初対面なので「meet」
明日、彼に会う予定です。I’m going to meet him tomorrow.会う計画があるので「meet」
昨日、友達に会ったよ。I saw my friend yesterday.すでに知っている人なので「see」
今夜、彼女に会いに行くんだ。I’m going to see her tonight.恋人など親しい人は「see」が自然

まとめ 📝

意味/場面meetsee
初対面✖️
予定して誰かに会う✖️
知ってる人と会う(再会)✖️
恋人・家族・医者に会う✖️

必要ならクイズ形式やイメージ図でも説明できますよ。希望があれば言ってくださいね!


だいたいGemini先生と同じ内容だが、ChatGPT先生の方が単純化というか分かりやすくまとめている印象だ。

ここで印象に残ったのは、

  • seeは予定して会う時には使わない。
  • meetは身近な人や医者に会う時には使わない。

ということ。病院なんてフォーマルな場所のように思えるけど、考えてみれば人に知られたくない最もプライベートな相手かもしれない。

だんだん両者のニュアンスの違いがわかってきた。でも、Perplexity先生の意見も訊いてみたい。

Perplexity先生にも訊いてみた

「meetとseeの違いと使い方を具体的に分かりやすく教えてください」


meetseeはどちらも「人と会う」という意味で使われますが、ニュアンスや使い方に明確な違いがあります。

meet

  • 初対面のとき、または約束・予定がある場合に使います。
  • 「初めて会う」「(予定して)会う」という意味が強いです。
  • ビジネスやフォーマルな場面でもよく使われます。

例文

  • It’s nice to meet you.(初めまして。)
  • I will meet my new coworker tomorrow.(明日新しい同僚に会います。)
  • Let’s meet at the station at 3.(3時に駅で会いましょう。)

see

  • すでに知っている人と再会する、または普段会う場合に使います。
  • 「会う」以外にも「見る」「目にする」という意味があり、より幅広い使い方ができます。
  • カジュアルな場面でよく使われます。

例文

  • I can’t wait to see you again.(また会うのが楽しみです。)
  • saw my friend at the mall yesterday.(昨日ショッピングモールで友達に会いました。)
  • I’m going to see my doctor tomorrow.(明日医者に会いに行きます。)

使い分けのポイント

使う場面meetsee
初対面Nice to meet you.×
予定・約束Let’s meet at 5.Let’s see a movie together.
すでに知っている人と会う×I’m going to see my friend.
偶然見かけるmet him by chance.(やや不自然)saw him on the street.
  • meetは「初めて」や「約束して会う」場合に使う。
  • seeは「再会」や「普段会う」「偶然見かける」場合に使う。

この違いを意識すると、より自然な英語表現ができます。


Perplexity先生の説明は3人の先生の中では一番物足りなさを感じるが、気になったのは偶然会った時に使うのがmeetでなくてseeの方になっていたことだ。これは他の先生と逆になっている。

はっきりしておいた方が良いので、再度Perplexity先生にその点だけ確認した。

「偶然会う場合に使うのが相応しいのはseeではなくてmeetではないですか?先程の回答は誤っていませんか?」


ご指摘の通り、「偶然会う」場合に使うのが適切なのは meet です。
see は「見かける」や「すでに知っている人に会う(再会)」というニュアンスで使われますが、偶然出会って話をした場合は meet が自然です。

詳しい使い分け

  • meet:「偶然会う」「初めて会う」「約束して会う」など、会って話をしたという行為に重点があります。
    例:
    • met her at the party yesterday.(昨日パーティーで彼女に会った)
      → 偶然会って、会話などのやり取りをした状況。
    • met Angelina Jolie during my trip in LA!(ロサンゼルス旅行中にアンジェリーナ・ジョリーに会った!)
  • see:「見かける」「再会する」「(知り合いに)会う」という意味で使われ、話をしたかどうかは含まれません。
    例:
    • saw her at the party yesterday.(昨日パーティーで彼女を見かけた)
      → 姿を見ただけで、特に会話はしていない状況1

まとめ

  • 偶然会って話をした場合は meet を使うのが自然です。
  • see は「見かける」「再会する」など、話をしたかどうかは問わない表現です。

したがって、前回の回答の「偶然会う場合はsee」という説明は誤りでした。ご指摘ありがとうございます。


先生でも間違うことがあるのですね。でも、おかげで「偶然誰かに会った場合はmeet(met)」ということが記憶に刻まれた。

私のまとめ

meetとseeの違いや使い方を色々見てきたが、印象に残ったことは、

  • meetは「会う」ことが基本でseeは「見る」ことが基本だということ。だから同じ会うでも、meetの方は会って話をすることまで含まれ、seeの方は見かけたということは言えても話をしたかまでは問われない。同じ会うでもmeetの方が会って何をしたかをイメージした言葉だ。
  • meetは初対面の相手、seeは親しい人が相手という使い分けは明確だという印象を受けた。

身につけるべきことは、nice to meet youとsee you againに代表されるように、meetは初対面の人と会って話をする、seeは親しい人と会った時挨拶する、みたいな感覚で良いということだ。

偶然会った場合はmeet(met)だとわかったが、偶然「見かけた」という場合はsee(saw)の方が適切だとわかる。

確認の意味で試しにgoogle翻訳とDeepLの両方で翻訳の比較をしてみた。

google翻訳でmeetとseeの翻訳

(写真:google翻訳でmeetとseeの翻訳)

DeepLでmeetとseeの翻訳

(写真:DeepLでmeetとseeの翻訳)

DeepLの方が翻訳精度が高いのが良くわかる。

最低限身につけることは、

  • meetには顔を合わせるだけでなく話をするイメージ、seeは会っても挨拶程度というイメージ。
  • meetは初対面やフォーマルな出会い、seeは親しい間柄のカジュアルな出会い。

というニュアンスの違いだ。理屈で覚えられなければ、

  • Nice to meet you.(初対面)
  • See you again.(知り合い)

だけでもいいだろう。そこから大抵類推できるから。今ふと思ったが、もし

  • Nice to see you.

と言ったら知り合いにあった時の挨拶になるのだろうかという疑問だ。私が最も信頼しているGemini先生に確認してみた。

「Nice to see you. は知り合いの相手に会った時の挨拶として適切ですか?」


はい、「Nice to see you.」は、知り合いの相手に会った時の挨拶として非常に適切です。

「Nice to see you.」の適切な使い方

この表現は、以前に会ったことがある人に再会した際に使われます。以下のような状況でよく用いられます。

  • 偶然の再会: 街中で偶然知り合いに会った時。
    • 例: 「あ、田中さん! Nice to see you. (お元気でしたか / また会えましたね。)」
  • 約束して会う場合: 仕事の会議や友人との食事など、事前に予定して会う時。
    • 例: (会ってすぐに) 「Hi, Ken! Nice to see you.
  • しばらく会っていなかった相手に会った時: 少し期間が空いて再会した時。
    • 例: 「Oh, it’s been a while! Nice to see you again.」

「Nice to meet you.」との違い

ここで、「Nice to meet you.」との違いを改めて確認しておきましょう。

  • Nice to meet you.初めて会う人(初対面)に対する挨拶です。「はじめまして」というニュアンスです。
  • Nice to see you.以前に会ったことがある人(知り合い)に再会した時の挨拶です。「また会えて嬉しいです」「お元気でしたか」といった再会を喜ぶ気持ちが込められています。

ですから、知り合いに会った時に「Nice to see you.」を使うのは、まったく問題なく、むしろ自然で丁寧な表現です。


よしよし。私もだいぶmeetとseeのニュアンスの違いを理解してきたと思う。それでは、「Nice to see you.」ポテチン。

参考文献:

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