PeppermintOSにインストールしたマインドマップVYMの日本語入力設定

Linux
PeppermintOSにインストールしたVYMの日本語入力設定

PeppermintOSにVYM(View Your Mind)というマインドマップアプリをインストールしたら、そのままでは日本語入力ができなかった。

今までも日本語入力ができなかったアプリは沢山あったから、今回もその類のアプリだったのだと諦めかけた。しかし、VYMというマインドマップは、ちょっと触っただけでも使いやすく機能も抱負で、おまけに動作が軽いのがわかったから、諦めきれなかった。

小説のアイデアでも何でも、メモ変わりにマインドマップを使おうと思っていた。いきなりエディターに書き込むのと、マインドマップにあれこれリンクしながら短いテキストを書き溜めていくツールが欲しかった。

以前にも他のマインドマップは使っていたのだが、どれも重かったり、エキスポート形式が不満だったり、しっくりいくものがなかった。このVYM(View Your Mind)は偶然見つけたものだが、掘り出し物だと思えた。

そこでさっそくChatGPTに相談したら、いくつか試行錯誤を重ねて完璧な改善策にたどり着くことができた。せっかくなので、ここに記録しておくことにする。

K私の質問>
VYM – View Your Mindというマインドマップアプリケーションをインストールしたのですが、そのままでは日本語入力ができませんでした。現在Fcitx5+Anthyで日本語入力の環境はできています。このアプリケーションでも日本語が入力できるようにしたいのですが可能ですか?

<ChatGPTの解凍>
了解しました!
今回の作業をすべて反映した VYM で日本語入力を完全に有効化する最終完全版 をまとめます。
PeppermintOS(Debian系)+ XFCE + Fcitx5-Anthy に最適化した内容です。


🎌 **VYM(View Your Mind)で日本語入力を完全に有効化する手順

─ PeppermintOS / Debian系 XFCE 向け 最終完全版 ─**

この手順は以下の状況を完全に解決します:

  • VYM で日本語が入力できない
  • 起動直後(ターミナルから QT_IM_MODULE=fcitx5 vym のときだけ入力できる)
  • 再起動すると IM が効かなくなる
  • .xprofile が無視される XFCE 特有の問題

1. VYM.desktop を修正して IM を強制的に有効化する

ユーザー側の .desktop を作成して編集します:

mkdir -p ~/.local/share/applications
cp /usr/share/applications/vym.desktop ~/.local/share/applications/
nano ~/.local/share/applications/vym.desktop

Exec= の行を以下に書き換える:

Exec=env QT_IM_MODULE=fcitx5 GTK_IM_MODULE=fcitx5 XMODIFIERS=@im=fcitx5 vym %F

%F消さない(ファイル関連付けに必要)
✔ この設定で「VYM 起動時だけ」IM を有効化できる応急処置になりますが、
 根本的には次の手順 2〜3 が重要です。


2. /etc/environment に IM 変数を永続設定する(XFCE では必須)

XFCE は .xprofile.profile を読まないことがあるため、
最も確実な設定は /etc/environment に書くことです。

編集:

sudo nano /etc/environment

次の3行を追加:

GTK_IM_MODULE=fcitx5
QT_IM_MODULE=fcitx5
XMODIFIERS=@im=fcitx5

保存 → 再起動

これで Qt や GTK アプリ全般(VYM含む)で確実に IM が有効になります。


3. LightDM に IM 環境変数を伝える(Peppermint では必要な場合あり)

PeppermintOS は LightDM を使用しているため、
ログインセッションで IM 環境変数が落とされることがあります。
必要な場合は以下の補強設定を行います。

LightDM 設定を編集:

sudo nano /etc/lightdm/lightdm.conf

以下の行がなければ末尾に追加:

[Seat:*]
display-setup-script=/usr/local/bin/xinput-setup.sh

スクリプト作成:

sudo nano /usr/local/bin/xinput-setup.sh

内容:

export GTK_IM_MODULE=fcitx5
export QT_IM_MODULE=fcitx5
export XMODIFIERS=@im=fcitx5

権限付与:

sudo chmod +x /usr/local/bin/xinput-setup.sh

※ これで LightDM → XFCE の引き継ぎ時に IM 設定が消えなくなります。


4. 設定が正しく読み込まれているか確認

再起動後、ターミナルで:

echo $QT_IM_MODULE

表示:

fcitx5

であれば成功。

次に:

vym

を起動して日本語入力できることを確認。


🎊 これで完了!

この手順により:

  • VYM 内で日本語入力が安定して動作
  • 再起動しても設定が失われない
  • 他の Qt アプリケーション(VLC、FeatherPad、VirtualBox 等)でも日本語が正常入力可能に

という 恒久的・完全な IM 環境が構築されました。


📄 まとめ(最終完全版)

手順内容目的
1vym.desktop の Exec に IM 変数を付加アプリ個別の IM 有効化
2/etc/environment に IM 変数を追加OS 全体で IM を有効化(最重要)
3LightDM に IM 変数を引き継がせるログイン時の変数消失防止
4動作確認永続化を確認

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