
自分の好きなことでも、「もしも〇〇だったら」と常識に反するように問うことで、物語のアイデアを見つけることが出来るか試してみたい。
自分の好きなことは何だろう?
自分の本当に好きなことって、分かっているのか、正直いって自信がない。上辺だけで思い込んでいるだけのような気もする。
本当に好きなことなら、もっと結果が出ててもいいと思うのだが、恥ずかしながら成果はまだない。
ミーハー的に好きなだけで、本心から好きではないから、寝食を忘れるほど夢中になっていないのだと思う。
好きなこともない人生は虚しいから、なんとか無理やり好きなことを見つけたいと思っているだけなのだと思う。
それでも仕方がない。それだけの能力だと思って素直になるしかない。上辺だけの好きなことでも、物語は見つけられると期待しよう。
私の(上辺だけの^^;)好きなこと
- テレビで映画を観ること。
- プログラミングを身につけたいこと。
- 語学(英語と中国語)を身につけたいこと。
- 物語を書いてみたいこと。
- 外国に住んでみたいこと。
- 散歩をすること
リストアップしてみたが、いかにも上辺だけの好奇心だと自分でも思う。どれも夢中になって、他のことには目もくれない、というほどの情熱はない。単なる暇つぶしの範囲内なのが悲しい。
悔しいから、なんとかこれらを元に物語のアイデアを見つけたい。
好きなことが、「もしも〇〇だったら」
- もしも映画の登場人物が自分に語りかけてきたら?
- もしも自分が誰かにプログラムされた人生を送っていると分かったら?
- もしも翻訳機が自分の本心を翻訳して話すようになったら?
- もしも自分の書いた物語と同じ状況に置かれたら?
- もしも外国が攻めて来て、奴隷として外国に強制連行されたら?
- もしも散歩をすることでお金を稼ぎたいと思ったら?
自分の好きなことを題材にして、「もしも〇〇だったら」と有り得ないこと、常識に反することを想像してみた。
自分としては、リアリティと面白い予感のあるものが出てきたと思う。リアリティは私が感じるリアリティなので伝わらないかもしれない。
この中から一つを選んで、物語の流れを考えてみたい。
もしも自分が誰かにプログラムされていたら?
この仮定を元にして、どんな物語を私は想像できるか試してみる。
- 私は暴力的な父親と子供に愛情のない母親の家庭で育つ。
- 小学5年生の時に父親は酒が元で病死すると、母親は家を出て行ってしまい、残された私は養護施設に入れられる。
- 私は中学生になると、施設には内緒で古紙回収業者の手伝いのアルバイト始める。
- 中学を卒業すると私は施設を出て、古紙回収の会社でそのまま正式なアルバイトとして働き始める。
- 将来に希望を見い出せない私は、中学時代の友人たちのオートバイの後ろに乗って、夜の街を暴走することで嫌なことを忘れる。
- ある時、暴走族同士の争いで逃げ遅れた私は、自分を見捨てて逃げて行った仲間を恨み決別する。
- 「本当に自分は独りなんだ」と、私は自分の運命を恨めしく嘆く。
- 誰も信じないで、誰とも関わらないように、私は心を閉ざして生き始める。
- そんな私を暖かく見つめる少女に出会う。少女も孤独な生い立ちのように見えた。
- いつか二人で家庭を持とうという小さな希望が私の胸に灯る。
- しかし、月日が経つにつれ、私の将来性を現実視するようになった少女は、私の元から去っていく。
- 生きることに絶望した私は手首をナイフで切る。
- 血が流れ出す傷口の中に、デジタルの光の点滅する機械があるのを私は見つける。
- その機械の表示板には、今日の日付と手首を切って自殺するという文字が写っていた。
- 私は機械を操作して過去の表示も見てみた。すると、これまでの私の生きて来たそのままがプログラムされていることが分かった。
- 生まれ育った家庭の設定を始めとして、私を取り巻く環境の全てや、私が決断してきた思いや行動もプログラムされていたのだ。
- 「あの飲んだくれの父親や、愛情のない母親も、あの悪友たちも、そしてあの少女でさえも、あらかじめプログラムされていた出会いでしかなかったのか?」
- 「自分はプログラムされた人生を生きて来ただけだった…」憤った私は、腕の神経につながった機械を取り出し、床に叩きつける。
- 「それなら、何も決まっていない人生を生きてやる!」
これまで、行動を制限してきた常識や理性から、初めて私は開放されたような爽快感を覚える。
これまで自分が悩み、苦しんできたものは、誰かのプログラムされた生き方をなぞっただけだったのだ。
街をせわしなく行き来する人並みを見つめる私には、これらの人たちが、腕に埋め込まれたプログラムに従って生きているだけのロボットのように映るのだった。
感想と反省
自分がプログラミングされていることの発見のきっかけをどうすべきか迷った。
手首を切った時にプログラムされた機械を発見する。それのリアリティを持たせるにはもっと工夫が必要だろう。
そのためには、伏線を用意しておく必要があると思う。私の何かの行動の中に、プログラムされたような振る舞いを見せて置かないといけない。
例えばどんなことだろう?
プログラミングの特徴は繰り返しと条件分岐だ。例えば、私はどんな単調な繰り返し作業にも耐えられるとか、何かを決断する時に条件を満たしているかどうかで判断しているとかのエピソードなどはどうだろう?
これらの伏線がわざとらしくなく描ければ、その後の機械の発見にリアリティが出てくると思う。
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