ジジ勉日記

恥ずかしながら、私は70歳になるまで、およそ40年以上の間、英語や中国語などの外国語、プログラミング、更に小説などに挑戦しては断念することを繰り返してきた。勿論何の成果も出ていない。もしかしたら、結果を求めなければ続けられるのかもしれない。

人生は本当に思い通りにならない。少年の頃に思い描いた夢とはかけ離れた生き方をしてきてしまった。ただ、70歳を過ぎても「このままじゃ終われない。こんな人生ではだめだ」という思いはある。中身は変わっても、今でも人生を変えたい夢は抱いているのだ。

私は晩年運だと信じている。全く根拠のない希望だ。70歳を迎えても「いつか大成する」という淡い希望を抱いて生きている。その希望が花開くのは生きている間とは思っていない。何度も生まれ変わって叶うものだと信じている。そう信じるから努力を信じられる。

何の取り柄も魅力のない私はプライドが高い。プライドを傷つけられると怒りを覚える。あからさまな侮辱より何気ない一言に傷つく。しかし、他人から軽く見られるのは自分に原因がある。重く見られるような器ではないからだ。重要視される努力が足りないのだ。

臆病な私は、人から嫌われたくなくて、人の言うこに逆らうことを避けてきた。そういう従順さを善人だと思って自分の弱さを誤魔化してきた。でも、やっぱりそんな生き方は間違っていた。私にも小さな信念はある。小さな信念も守れないようでは善人じゃない。

私は子供の頃から、周りから人格者に見られたいと思ってきた。目立つのは嫌いだったけど、嫌われるのはもっと嫌だった。だから黙っていても、周りから一目置かれるような人間になりたかった。出しゃばらないけど存在感のある人間、そういう人格者に憧れた。

私は他人から出来る人に思われたい！見かけは馬鹿みたいに思われても、いざという時に思わず人の役に立つような人間に私はなりたい。

私は不当に評価されている！と思い込んでいるほどに私は馬鹿である。おそらくその評価は正しく、まさに現実なのだが、私の本心は認めていないのだ。どうしても認めたくない自分を否定できない。だとしたら、評価されるような自分に変わるしかないと気がついた。